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日米中「空母」一斉出動! 「自由主義陣営」と「独裁国家」の対立激化 識者「独裁中国は世界にとって現実の脅威」 (3/3ページ)

 シャナハン氏は先の演説で、「どんな国も単独でインド太平洋地域を支配すべきではない」と警告している。

 これに対し、中国は最近、共産党軍が1934年から36年にかけ、国民党軍の攻撃から逃れて約1万2500キロを移動した「長征」をアピールする動きに出ている。習近平国家主席も5月に「新長征」という言葉を使った。持久戦で米国と対峙(たいじ)する覚悟を示したとみられている。

 米中対決と日本の動きをどうみるべきか。

 国際政治学者の藤井厳喜氏は「世界にとって、共産党独裁の中国が『現実の脅威』として、ますます浮上している。トランプ氏の5月来日で、日米の同盟関係はレベルアップした。空母『遼寧』の沖縄周辺の通過は、日米が『対中包囲網』を強めていることに反発するデモンストレーションだろう。米中関係は今後、2つのシナリオが考えられる。1つは、中国が米国の言い分を受け入れて中国敵視政策を取り下げてもらう。もう1つは、中国が拒絶して、改革開放経済から社会主義経済に戻すことだ。米国の主張は『中国共産党の特権を放棄しろ』というのに等しい。米国に妥協すると共産党支配が崩壊しかねず、後者のシナリオの方が可能性が高いのではないか」と分析している。

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