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習近平氏訪朝で… お互い窮地の中国&北朝鮮「血の友誼」盟約で米と全面対決か!? 識者「困った時ほど強硬な姿勢をとる」 (3/3ページ)

 米政府は17日、中朝の出方を警戒してか「沈黙」を貫いた。

 トランプ氏だけでなく、北朝鮮政策を担当してきたマイク・ポンペオ国務長官、ジョン・ボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)も発言を控え、静観の構えを見せた。中朝両国の思惑を慎重に見極める考えがあるとみられる。

 中朝両国の動きをどう見るか。

 前出の藤井氏は「中国や北朝鮮にとっては、『困った時ほど、強硬な姿勢をとる』ことが1番の威嚇になると考えている。米中の対立関係がエスカレートするなかで、中国が米国の有利になること(=北朝鮮の非核化への協力など)をすれば、中国のメンツは立たない。『弱さをみせてはいけない』という思考が合理的だと思っている。G20を前にして『反西側』の団結を誇示し、妥協する意思はないことを示すのでないか。米中新冷戦が激化すれば、中国は共産党の一党独裁を強め、政治経済の統制を強化するしか生きる道がない」と話した。

 米中間に挟まれた北朝鮮はどうするのか。

 北朝鮮に詳しい麗澤大学の西岡力客員教授は「中国は、北朝鮮観光に政府が補助金を出したりするなど、制裁破りギリギリの部分で北朝鮮支援を行っているとの情報がある。それでも、北朝鮮では独裁体制を支える機関が維持できなくなるほど、外貨がなくなってきている。だから、今回の習氏訪問では、中国に対して『もう少し、何とかしてほしい』と要請する狙いがあるのだろう」と話している。

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