記事詳細

香港デモ、強制排除に数万人が抗議

 香港から中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案をめぐり、警察が21日にデモ隊を強制排除したことなどに抗議する数万人規模のデモが28日、香港中心部で行われた。一部若者は中国政府の出先機関近くの車道で警官隊と衝突。警官隊は催涙弾などを使用し、デモ隊を強制排除した。複数の負傷者が出たほか、香港メディアによると10人以上が拘束された。

 警察は公共の安全を脅かすとしてデモ行進を許可しなかったが、決行された。若者らは火が付いた段ボールを載せた手押し車を警官隊に向けて放つなど過激さを増した。別の集団は繁華街コーズウェイベイ(銅鑼湾)の幹線道路を占拠した。

 改正案反対デモでは、先鋭化した若者らと警官隊の衝突が常態化している。28日は警察への抗議集会が開かれていたが、参加者の多くがデモ行進を強行した。

 27日には本土に近い新界地区・元朗で、デモ参加者を狙ったとみられる暴行事件に対する抗議活動が行われ、双方が激しく衝突、24人が負傷している。(共同)