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【富坂聰 真・人民日報】中国で流行する汚職官僚の「自首」 変化した「反腐敗」への反応 (1/2ページ)

 中国共産党の党員の数が党中央組織部の統計で9059万4000人となり、正式に9000万人を突破した。

 中国共産党の発足時の党員は約50人--そもそもこの人数で政権を取ろうとしたことが大胆だが--で、建国時でも448万人であったことを考えれば、異常な膨張である。

 報道によれば、ここ数年、毎年平均で約390万人が入党申請を出しているという。

 一方で反腐敗キャンペーンによって党籍を失う幹部が多いことを考えれば、凄まじいスピートで党員が増加していることになる。

 このままの調子で党員が増え続ければ、いずれは成人のうち5人に1人が党員という状況ができても不思議ではない勢いなのだ。

 さて、そんな中国でいま、党員幹部の間で一つの顕著な流行が見られるという。流行といえば語弊があるだろうか。一つの傾向だ。

 週刊誌『中国新聞週刊』(2019年6月3日号)が、大々的に報じたもので、扱ったテーマは、汚職官僚の「出頭」である。

 同誌の報道は、5月19日、党中央規律検査委員会・国家監察委員会のホームページで劉士余事件の詳細が発表を受けたものであった。

 劉士余の事件は、中国では「主動投案」と呼ばれる。自主的に規律検査に応じた案件ということである。

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