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【政界マル秘紳士録】菅義偉官房長官 “ポスト安倍”急浮上の「令和おじさん」 官房長官を天職と考える“番頭タイプ” (2/2ページ)

 官房長官には、大きく「師弟タイプ」と「番頭タイプ」の2つのタイプがある。「師弟タイプ」は、首相と師弟関係にある中堅議員が就くパターンで、過去には佐藤栄作、大平正芳、竹下登、宮沢喜一、安倍晋三の各氏などがこれに当たる。

 一方、「番頭タイプ」は、首相の補佐役、内閣の調整役といった存在で、鈴木善幸、後藤田正晴、野中広務、福田康夫の各氏らが典型である。

 菅氏は、後者のカテゴリーだろう。このタイプで首相になったのは鈴木氏と福田氏で、首相の突然の退陣といった緊急事態に登板している。菅氏が首相に就任する場面があるとすれば、誰もが尻込みをするような難局かもしれない。

 安倍首相も、菅氏に期待しているフシもある。

 菅氏は5月9日から12日、米国のワシントンとニューヨークを訪問した。危機管理を担う官房長官の外遊は“異例”で、菅氏はマイク・ペンス副大統領や、マイク・ポンペオ国務長官らと会談した。

 ただ、菅氏自身は官房長官を天職と考えているようだ。安倍首相と菅氏は互いに補い合う関係で、菅氏が官房長官でなければ安倍長期政権はなかっただろう。

 「安倍4選」か、それとも「3期で退任」か。いずれにしても、安倍政権の総仕上げが、菅氏の当面の大仕事となることは間違いない。(政治評論家・伊藤達美)

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