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香港デモ、覆面禁止法違反で5人逮捕 銀行に放火など過激化も

 香港で、デモ参加者のマスク着用を禁じる「覆面禁止法」が施行されたへの抗議デモが過激化し、各地の中国系銀行や駅に放火する事件が相次いでいる。警察当局は7日までに、九竜半島で6日に行われた無許可の抗議デモで、同法に違反したとして5人を逮捕したとされる。

 香港メディアが報じている。法施行初日の5日にも13人を逮捕したとされる。同罪の最高刑は禁錮1年。

 デモ隊は、香港政府が緊急時に行政長官に強大な権限を与える「緊急状況規則条例」を発動して覆面禁止法を制定したことに猛反発。香港各地では6日、一部若者が中国系銀行や地下鉄駅に放火するなど過激化。さらに若者らが火炎瓶を投げるなどして警官隊と衝突した。

 香港政府は7日までに「覆面暴徒の暴力行為を厳しく非難する」との談話を発表。同法施行は「騒乱行為」を防ぐためだと強調した。

 6日の抗議活動では、デモ隊に批判的な住民と、若者らの衝突も多数起きた。親中的と見なされた商店も多く破壊された。覆面禁止法の施行で社会の分裂がさらに深刻化しており、混乱収束は見通せない。(共同)

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