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【ニッポン放送・飯田浩司のそこまで言うか!】香港デモ、抗議者側のパワーが何かを変えられるのでは? 習近平氏“国賓待遇”は世界の流れに逆行 (1/2ページ)

 12月最初の週末、香港に行ってきました。今、「香港に行ってきた」と言うと、必ず「危なくなかったの!?」と聞かれます。さすがの香港警察も、区議会選挙の直後であり、真正面から催涙弾をぶっ放すようなこともなく、80万人を集めたデモでは子供連れを多く見かけるなど、昼のうちは平穏でした。

 日本人で、デモの聞き込みを続けている研究者、香港中文大学の石井大智さんを取材しました。石井さんは「香港政府側も、抗議者側も、落としどころを見つけられていないのが問題」と話していました。

 香港政府側は、林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官を筆頭に、優秀な官僚であっても政治家ではないので妥協点を探れない。一方の抗議者側には活動家はいても政治家がおらず、支持者の声を押さえて妥協しようと汗をかく人がいない。

 「独立調査委員会を設置して、警察の弾圧の実態を明らかにする」というのが、最も可能性のある妥協点のようです。ただ、本気でやると「黒社会」と呼ばれる反社会的勢力との長年の癒着まで白日の下にさらされるので、警察は組織を挙げて抵抗するでしょう。

 そのうえ、仮に妥協点が見いだせても、それを北京政府が認めるかどうかは不透明です。

 それでも、諦めずに街頭に繰り出す香港市民の熱量を見ると、ちょっとセンチメンタルかもしれませんが、「この人々のパワーが何かを変えられるのではないか」と思ってしまいます。

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