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【ニッポン放送・飯田浩司のそこまで言うか!】香港デモ、抗議者側のパワーが何かを変えられるのでは? 習近平氏“国賓待遇”は世界の流れに逆行 (2/2ページ)

 日本では過激な一部抗議者の映像ばかりが流されるので、「一般市民は抗議者の暴力を支持していない」という解説も聞かれます。しかし、現地では暴力に否定的でも、「ここまで追い込んだのは香港政府や警察の責任だ」と思っている人が大半でした。

 香港民意研究所の11月の調査でも、「香港政府や警察に責任がある」との回答が7~8割なのに対し、「抗議者に責任がある」は4割にとどまっていました。

 この熱量を持ち続けて、来年の立法議員選や行政長官選にまで行けば、「局面打開できるのでは?」とも思います。制度的に容易ではありませんが、もし民主派が立法議会で過半数を占めれば、今とは真逆の条例制定が可能です。無論、その前に北京の共産党政権が牙を剥く可能性も否定できませんが…。

 北京の動きを抑えるために国際社会ができることは限られます。われわれは興味を失わず香港の現状を見続けること、そして、米国の「香港人権・民主主義法」のようなモラルサポートを続けていくべきでしょう。

 ところが、日本では議会での決議もなく、来春には習近平国家主席の国賓での訪日まで予定されています。世界の流れから明らかに逆行しています。日本は平和と国際協調に従った行動をとるべきではないでしょうか?

 ■飯田浩司(いいだ・こうじ) 1981年、神奈川県生まれ。2004年、横浜国立大学卒業後、ニッポン放送にアナウンサーとして入社。ニュース番組のパーソナリティーとして、政治・経済から国際問題まで取材する。現在、「飯田浩司のOK!COZY UP!」(月~金曜朝6-8時)を担当。趣味は野球観戦(阪神ファン)、鉄道・飛行機鑑賞、競馬、読書など。

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