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【新春特別インタビュー】三浦瑠麗氏が読み解く!日米中韓の近未来 「トランプ氏は再選する」「日本は韓国を突き放すな…中国の分断工作に注意を」 (1/3ページ)

 香港問題を抱える中国、赤化路線の韓国、相変わらず牙をむき出しにする北朝鮮。東アジアが混沌とするなか、2020年、米国で大統領選が行われる。敵多きドナルド・トランプ氏は再選できるのか。それ次第で再び世界が大きく動きかねない。不確実性を増す国際情勢を大胆に読み解くのがこの人、国際政治学者の三浦瑠麗氏だ。新春恒例、独占インタビュー。(聞き手・鈴木恭平)

 ■トランプは再選する ブーティジェッジさん台頭に期待

 2020年、ドナルド・トランプ大統領が再選される可能性は高いですね。

 トランプ大統領はウクライナの大統領に対し、ライバルであるジョー・バイデン前副大統領の息子をめぐる不正の有無を捜査しないと巨額の軍事支援を行わない、と圧力をかけた疑惑を持たれています。民主党はこの事件を理由として弾劾手続きを進めていますが、トランプさんのイメージが悪くなっても、肝心の民主党の候補者にトランプさんに勝てそうな人が浮上してこないんですね。

 大統領選の結果を左右するのは、白人労働者の動向と黒人の投票率です。前回、トランプさんと争ったヒラリー・クリントン元国務長官が敗れたのは、「白人労働者の票を失ったからだ」と言われています。

 それに加えて、白人よりも投票率が低い黒人がどれだけ投票にいくかというのも重要なポイントです。前回の大統領選では、黒人運動のBLM(警官による黒人射殺などに抗議する人種差別撤廃運動)の指導者が「ヒラリーに投票するな」という声明を出しました。投票した黒人のほとんどは民主党を支持しましたが、やはり投票率は上がらず、オバマ前大統領のときのようには支持を集められなかった。民主党は、自分たちが黒人有権者に関して甘い見通しに立ったことにきちんと向き合えていません。

 民主党の候補者の中では、先に触れたバイデンさんは労働者や黒人の組織票こそ手に入れていますが、投票率を上げることはできないでしょう。ウクライナ疑惑もあり、復活できないはずです。

 また、マイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長も出馬を表明しましたが、トランプさんと同じ大富豪の白人高齢者に、民主党支持者はついてこないでしょう。穏健派のバイデンさんとインディアナ州サウスベンドのピート・ブーティジェッジ市長から票を食うだけです。

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