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法整備されても後絶たず…チケット高値転売 警察当局は東京五輪をにらみ摘発強化 (1/2ページ)

 人気チケットの高値転売が相次いで摘発されている。大阪府警は昨年10月、人気グループ「嵐」の公演チケットを転売したとして、入場券不正転売禁止法違反の疑いで札幌市の20代女性を書類送検。昨年6月施行の同法を全国で初めて適用したとして注目された。だが悪質な転売は後を絶たず、警察当局は夏の東京五輪・パラリンピックをにらんで目を光らせている。

 「定価+手数料でお譲りします」

 「即決12(12万円)」

 ツイッターに乱立するチケットの取引専用アカウントには転売をうたう投稿があふれ、購入希望者からの反応コメントがすぐに付く。

 嵐ファンのある40代女性もこうしたチケット争奪戦の参加者だ。各地の公演への旅費を捻出するため、「売って買っての自転車操業」に明け暮れる。「嵐メンバーに会いたいだけで、もうけるためじゃない。なぜ駄目なのか理解できない」と警察の対応に不満げだ。

 問題に詳しい福井健策弁護士は「転売目的でチケットを買えば、本当に欲しいファンが入手できなくなる。高額で手に入れたファンは会場でグッズを購入する予算などがなくなり、主催者の利益も減る」と指摘する。

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