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【松井一郎 維新伝心】新型肺炎対応、理想論より実現可能な策から 国民一丸となって一人一人が細心の注意を (1/2ページ)

 新型コロナウイルスの感染拡大が続いている。25日現在、日本国内で報告された感染者は、横浜港に停泊するクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗員・乗客を含めて計862人。政府関係者は同日、クルーズ船に乗っていた80代の日本人男性が死亡したことを明らかにした。同船の乗船者の死亡は4人目という。心からご冥福をお祈りしたい。

 この新型コロナウイルスが問題なのは、いまだに確立された治療法がなく、ワクチンも存在せず、どう変異・変化するか分からないことだ。ただ、実際に発症した患者の多くは軽症だという。

 ウイルスの発生地である湖北省武漢市をはじめ、中国各地が深刻な事態に陥っているのは、現地の医療資源を超える多数の感染者が押しかけ、重篤者に対応できないからだ。制御不能状態といえる。

 日本では、これは絶対に避けなければならない。大阪市という大都市でも、病室の気圧を下げてウイルスの漏出を防ぐ「陰圧室」を備えたベッドは33しかない。国と地方自治体、企業・団体、国民一人一人が細心の注意を払って、感染拡大を食い止めることだ。

 予防で最も効果があるのは、こまめに手洗いやうがいをすることだという。マスクも正しく着用すれば効果がある。感染リスクを減らすため、大阪市主催で不特定多数が参加する行事やイベントは中止または延期した。企業や団体には、テレワークや時差出勤をお願いしている。

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