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【松井一郎 維新伝心】新型コロナ対策「医療崩壊」起こしてはダメだ! 恐怖心を煽るメディアの責任も 大規模な経済対策、安倍首相の決断に期待 (1/2ページ)

 中国発の新型コロナウイルスの感染拡大が続いている。大阪でも、市内のライブハウス2カ所を2月中旬に訪れた人々の感染発見が相次いでいる。残念だが、感染者集団「クラスター」が発生したとみられている。

 この連載でも何度も発信してきたが、このウイルスが厄介なのは、感染力が強いうえ、いまだに確立された治療法がなく、ワクチンも存在せず、どう変異・変化するかが分からないからだ。

 ただ、厚労省のデータでは、発症した患者の大多数は軽症で、重症化した人も約半数は回復しているという。大阪のライブハウスでの発症者も大半は症状が軽く、多くが回復に向かっている。

 メディアは連日、新しい感染者数を報じているが、ぜひ回復した人の数も伝えてほしい。恐怖心を煽(あお)るような報道ばかりでは、国民はどんどん不安になる。

 「希望者全員をPCR検査すべきだ」と主張しているワイドショーや識者がいるが、インフルエンザの簡易検査と、時間がかかって精度も低いPCR検査は違う。全員検査をすれば、わが国の検査能力はパンクしかねない。ウイルスの漏出を防ぐ「陰圧室」を備えたベッドにも限りがある。

 大切なことは「医療崩壊」を起こさないことだ。中国・武漢市や、韓国・大邱(テグ)市が深刻な事態に陥ったのは、現地の医療資源を超える患者が押しかけて、重症者や重篤者の対応ができなくなったためとされる。検査や治療の優先順位を堅持しなければならない。

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