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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「流行」》東京とはまったく異なる「コロナ震源地」ニューヨーク (2/2ページ)

 天気が良い日には、市内の公園が人でにぎわう。市中心部のセントラルパークをのぞくと、芝生で寝転がっている家族連れやカップルの姿も多く、いつもの光景でほほえましかったが、いやいや「コロナ対策は?」と。あまりに多くの人が集まったので、知事が激怒。警察官が公園で見回り、集団でウロウロしている人には注意することになったが、一部広場以外は制限はとられていない。

 もちろん観光客の姿は見かけないし、五番街やブロードウェーといった、市民の生活圏外の観光名所は閑散としている。

 深刻だと痛感するのは、飲食業、ホテル業、サービス業などを中心に襲っている解雇の嵐だ。2008年のリーマン・ショックの何倍もの人が職を失っている状態とされ、新型コロナという健康不安とともに、生活への不安も抱え暮らしている。解雇された多くの人にインタビューしたが、「仕方ない」と冷静に語るのには驚いた。「経済」よりも「人の命」のためと、封じ込めている不満や我慢はいつまで耐えられるのだろうか。

 知り合いでも新型コロナに感染したという人がちらほら出てきた。1万5000人という数字よりも、「いよいよこんな身近まで…」という実感が、精神的ダメージとなる。

 ロックダウン最中の楽しみは、日本の家族や友人たちとのテレビ電話。日本の友人から「今朝の品川駅は、まだこんなに混んでいるよ」と写真を送ってもらえると、同じく人口が密集する大都会なのに、この違いは何なのか…とがくぜんとする。東京の安全のワケがどうしてもうまく理解できないのだ。(M)

 ニューヨークの街のこと、米国の社会問題、なんでも取材中。

【zak女の雄叫び】取材や日常…。女性記者21人が月ごとのキーワードで本音を綴るリレーコラムです。3月のお題は「流行」です。