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【松井一郎 維新伝心】松井一郎市長の“覚悟” 大阪・兵庫間「往来自粛」の真意は… 批判も受けたが「最悪の事態に備える責任がある」 (2/3ページ)

 新型コロナウイルスに対し、大阪市と府は一体になって対応している。私と吉村氏は事前に話し合い、「オーバーシュート(爆発的患者急増)を防ぐためにも、これは公表すべきだ」と腹をくくった。批判も受けたが、われわれには人々の命を救うため、最悪の事態に備える責任がある。

 政府による、小中高校の一斉休校や大規模イベント自粛の要請から約1カ月たち、国民に「自粛疲れ」から気の緩みが出てきている。日本は感染者数や死者数がギリギリで抑えられているが、気を抜けば近畿圏だけでなく、全国どこでも感染爆発が起こりかねない。今回の発信で、危機感や緊張感を取り戻してくれたら、ありがたい。

 こうしたなか、安倍晋三首相は24日夜、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長と電話で会談し、東京五輪・パラリンピックを1年程度延期することで合意した。「中止はない」という。世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルスのパンデミックを宣言したのだから、当然といえる。

 この1カ月ほど、安倍首相と、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は、頑張ってきた選手たちが落胆せず、「五輪中止」という結論を絶対に避けるため、絶妙なメッセージを出し続けてきた。

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