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【富坂聰 真・人民日報】武漢に戻った日常のウラに廃業も 自粛要因だけでない人工的淘汰も (1/2ページ)

 武漢の日常が少しずつ戻ってきている。

 新型コロナウイルス(新型コロナ)感染爆発で苦しんだ同市では、全国各地から支援に駆け付けた医療スタッフたちの引き上げ作業が最終段階を迎えている。

 15日には北京協和病院チームが引き上げる様子が紹介されていたが、そのインタビューの中では、「決定から2時間で準備を整え、24時間以内に武漢に入った」という内容もあって驚かされた。

 いま中国全土では日常を取り戻そうとする動きが活発化している。都市によっては渋滞も見られ始めたようだが、「夜になれば、街は相変わらず真暗なまま」(北京市民)だという。

 これは小規模な商店からモールに至るまで高利のダメージが回復できずにいることが影響していて、実際は昼間でも暗いままなのだ。

 飲食店も同じである。 多くのレストランは、この対新型コロナの自粛期間、デリバリー対応を開始して、ネットを通じた消費は拡大した。

 だが、すべてがそんな変化に対応できたわけではなく、廃業も相次いでいる。

 新型肺炎禍では、こうした商店やレストランをはじめ、各地の中小・零細企業までが、最も深刻なダメージを被ったのは間違いない。今後、経済回復を考える上で救済策が最も必要と思われるのも、彼らである。

 中国はいったいどうやって対処するつもりなのだろうか。

 これに絡んで興味深いニュースを流したのは、15日の中国中央テレビ(CCTV)の『新聞聯播』である。

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