記事詳細

【ケント・ギルバート ニッポンの新常識】WHOによる台湾の参加拒否は“氷山の一角” 中国・習主席はカネで批判かき消す思惑も (2/2ページ)

 新型コロナウルイスをめぐっては、中国の初動対応の失敗と、隠蔽疑惑が指摘されている。「中国ベッタリ」と揶揄(やゆ)されるWHOのテドロス・アダノム事務局長の責任も重い。習氏の発言には、カネで批判をかき消したいとの思惑が透けてみえる。

 今後もこのようなことが起こると思えば、ゾッとする。

 トランプ氏は以前から、「グローバリズム」を批判し続けてきた。国益を守るためには、実に現実的な主張といえる。中国が国際機関をカネで買うようなマネをして、世界の批判を寄せ付けないのであれば、「グローバリズムのツケ」が回ってきたと言わざるを得ない。グローバリズムという理想に、中国のような共産主義国家を入れること自体に無理があるのだ。

 コロナ対策の“優等生”は国際機関に参加できず、独裁国家の意見を多くの国が支持する世界など、誰も求めてはいない。だが、WHOで起こっていることは、他の国際機関でも今後起こる可能性は十分あるということを警告しておきたい。

 ■ケント・ギルバート 米カリフォルニア州弁護士、タレント。1952年、米アイダホ州生まれ。71年に初来日。著書に『儒教に支配された中国人・韓国人の悲劇』(講談社+α新書)、『トランプ大統領が嗤う日本人の傾向と対策』(産経新聞出版)、『日本覚醒』(宝島社)など。

関連ニュース