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処刑映像を学校で回し見…金正恩式「暴走教室」の末期症状 (2/2ページ)

 この表現だと、当局が「動画」を見るよう生徒たちに強いたのか、あるいは個人が持ち込んだものを友人同士などで回し見したのかは判然としない。どちらかといえば後者のような気がするが、それでも衝撃的な話だ。映像を使用した恐怖政治の強化は、金正恩党委員長の手法でもある。

 (参考記事:【動画】金正恩氏、スッポン工場で「処刑前」の現地指導

 同氏は2016年にスッポン養殖工場を視察した際、管理不備に激怒。支配人を銃殺させ、その視察時の映像をテレビで放映させたことがあるのだ。またそれ以前にも、金正恩氏は繰り返し、残酷な手法での公開処刑を行ってきた。「処刑動画」の回し見が、仮に生徒らの個人的な暴走だったとしても、その環境を与えてきたのは金正恩氏の恐怖政治に他ならないのだ。

 現代の日本で暮らしていると、このような体験を強いられた人々がどのような心の傷を負い、それが社会にどのような影響を与えるかをリアルに想像することは難しい。

 ただ、金正恩体制の退廃は確実に、現在の北朝鮮を生きにくくしているだけでなく、将来の北朝鮮社会にも大きな負の遺産を残すことになるだろう。

デイリーNKジャパン

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