記事詳細

韓国で告発の慰安婦支援団体元代表、「パラサイト」と揶揄も (2/3ページ)

 尹氏自身の所得をめぐる疑念もある。尹氏は4月に行われた総選挙で与党の比例政党「共に市民党」候補として当選したばかりだが、出馬にあたり中央選挙管理委員会に申告した所得税の額は、夫の分と合わせて640万ウォン(約55万円)だった。韓国紙「朝鮮日報」は5月11日付の記事で、会計士のコメントとして、「申告された所得税から推定すると、年収は多く見積もっても、夫婦合わせて年収5000万ウォン(約434万円)にすぎない」と報じている。

 それにもかかわらず、尹氏の娘は米ロサンゼルス大学カリフォルニア校(通称UCLA)に留学し、ピアノを学んでいるという。学費は1年間で4万ドル(約400万円)と言われるが、この件について尹氏は、「1年にわたり全額奨学金をもらえる大学」を探したと弁明した。また、正義連はソウル市郊外に「慰安婦被害者のための憩いの場」という滞在施設を4月23日まで所有していたが、その管理は尹氏の父親が一人で行い、施設で暮らしていたことも明らかになった。

 一連の疑惑報道を受け、関連記事のコメント欄やSNSには、去年米アカデミー賞を制した映画『パラサイト』になぞらえて、「寄生虫の尹美香」と揶揄する言葉が続々と書き込まれている。元慰安婦の支援という名目で、寄付金などに“パラサイト”してきたという意味だ。

 尹氏や正義連といえば、韓国における“正しい歴史”の象徴的な存在である。だが、その本陣が疑惑にまみれていたということになれば、「韓国は不当な日本支配の被害者であるために、日本への謝罪要求は無条件に正しい」という韓国の歴史認識を汚し、韓国社会の“プライド”を損ねることになる。今回の一連の報道が「日本で嫌韓の材料として悪用されるのでは」との懸念も、韓国メディアからあがっている。

NEWSポストセブン

関連ニュース