記事詳細

北朝鮮国民「脱北者ビラ」に興味津々…金与正氏の強硬策が裏目 (1/2ページ)

 韓国の脱北者団体が金正恩体制を非難するビラを北へ向けて飛ばし、韓国政府がこれを容認してきたことに対し、北朝鮮当局は南北共同連絡事務所を爆破するなど強硬な姿勢を示している。

 しかしそのせいで、韓国からの「対北ビラ」について何も知らなかった北朝鮮国民までもが「いったい何が書いてあるんだ!?」と興味津々になっていると、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じている。

 きっかけは今月、朝鮮労働党機関紙の労働新聞にデカデカと掲載された、金正恩党委員長の妹・金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長の談話だった。韓国政府がビラ散布を規制する措置を取らなければ、「その代償を南朝鮮当局がどっさり払うしかない」とした談話に呼応する形で、北朝鮮は韓国政府や脱北者を非難する群衆集会を連日のように開いてきた。

 (参考記事:【写真】水着美女の「悩殺写真」も…金正恩氏を悩ませた対北ビラの効き目

 北朝鮮の国境都市・新義州(シニジュ)に親戚がいるという中国・丹東の市民はRFAに対し、「新義州をはじめ、北朝鮮北部に住む人々の大部分は、そうしたビラを見たこともないし、韓国から飛ばされていることも知らなかった。しかし新聞で金与正氏の談話を読み、平壌で行われた集会の様子をテレビで見ながら『あれほどの大騒ぎをするとは、ビラにはいったいどんなことが書かれているのか』と気になって仕方がない様子だ」と話している。

デイリーNKジャパン

関連ニュース