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北朝鮮、軍幹部2人を拘束か…金与正氏が主導「強硬策」に反対意見 (1/2ページ)

 北朝鮮で23日、朝鮮労働党中央軍事委員会第7期第5回会議の予備会議が行われ、「朝鮮人民軍総参謀部が党中央軍事委員会第7期第5回会議に提起した対南軍事行動計画を保留した」(朝鮮中央通信)という。会議はテレビ会議で行われ、金正恩党委員長が司会した。つまりは金正恩氏が保留を指示したということだ。

 朝鮮人民軍(北朝鮮軍)はこれに先立ち、開城(ケソン)工業団地や金剛山(クムガンサン)観光地区に軍を再配置するなどの強硬措置を取ると予告していた。これは、韓国の脱北者団体が金正恩体制を非難するビラを北へ向けて飛ばし、韓国政府がこれを容認してきたことに対して反発した、金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長の談話から始まったものだった。

 こうした動きを受けて、妹の金与正氏が強硬姿勢を取り、兄の金正恩氏が抑制するという「役割分担」であると見る向きが少なくない。

 一方、上述したような一連の強硬措置を巡り、北朝鮮軍内ではある事件が起きていたようだ。デイリーNKの現地情報筋が伝えたところによれば、開城への部隊再配置に異を唱えた部隊指揮官らが拘束されたというのだ。

 軍総参謀部の報道官は17日、開城工業団地の周辺地域に「防御任務を遂行する連隊級の各部隊と必要な火力区分隊を展開する」と表明していた。火力区分隊は、砲兵部隊を意味する。

デイリーNKジャパン

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