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中国・習主席と李首相の権力闘争勃発!? 経済政策で確執表面化… 識者「このままでは悪化の一途」 (1/3ページ)

 中国の政権中枢に深刻な亀裂か-。新型コロナウイルスの感染拡大を機に、絶対的な権力基盤を握っていた習近平国家主席と、ナンバー2である李克強首相の確執が表面化してきた。中国の全国人民代表大会(全人代)常務委員会の会議は28日に始まり、香港の統制強化を狙った「香港国家安全維持法」案を審議を再開した。最終日の30日に可決する可能性が高い。コロナ対応の最前線に立って評価を高めた李氏とは対照的に、習氏の軍事的強硬姿勢や経済政策、情報開示は国際的批判を浴びるなど、内憂外患に陥っている。

 「国連海洋法条約など国際法に沿った解決を目指す、東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳の主張を歓迎する」「中国は南シナ海を『海の帝国』のように扱うことはできない」

 マイク・ポンペオ米国務長官は27日、中国による軍事拠点化で緊張が続く南シナ海情勢をめぐり、ASEANが前日、オンライン形式での首脳会議で懸念を表明したことについて、ツイッターでこう評価した。

 米国の厳しい対中姿勢はこれだけではない。

 米上院は25日、香港の「高度な自治」の侵害に関与した高官や組織、金融機関に対し、米政府が制裁を科すことを定めた「香港自治法案」を全会一致で可決した。国家安全法制の柱となる法案が月末に可決される可能性があり、米議会は香港の「一国二制度」を守るよう圧力を強めた。

 ジョン・ボルトン前大統領補佐官の回顧録で、中国に甘い姿勢を暴露されたこともあり、ドナルド・トランプ政権は今後、対中姿勢を一段と厳しくするとみられる。

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