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【富坂聰 真・人民日報】新型コロナ「武漢研究所流出説」の真偽 責任者は米国に謝罪要求 (1/2ページ)

 中国に絡んだニュースは周庭(アグネス・チョウ)さん(23)の逮捕で再び香港に集中している。だが今週は香港ではなく、新型コロナウイルス(コロナ)の話題を取り上げたい。

 8月14日現在、世界の感染者は2000万人を超え、死亡例は75万人に上っている。その前日に記者会見した世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は、「コロナ感染拡大による世界の損失は毎月およそ3750億ドル(39兆9700億円)に達し、その経済対策の費用はG20(20カ国・地域)の国々だけで10兆ドル(約1066兆円)が充てられていて、これは世界金融危機が起きたときの経済刺激策の3・5倍の規模になる」と語った。

 これではドナルド・トランプ大統領でなくとも「中国に賠償を」と言いたくなるだろう。だからというわけではないだろうが8月初めには再び「チャイナ・ウイルス」とツイッターで発信された。

 ところで感染拡大の責任を中国に負わせようとした初期、中国科学院武漢病毒研究所(武漢ウイルス研究所)がそのターゲットになったことを覚えている読者は少なくない。なかにはこの説が有効だといまだ信じている人もいるはずだ。

 トランプ政権は先ごろメディアの強い要請に応じ「武漢ウイルス研究所流出説」の根拠とされた情報機関の資料を公開した。資料は今年5月上旬、マイク・ポンペオ国務長官が、「大量の証拠」、「強力な報告書」と語っていたもので、在中国の米国大使館から送られたA4サイズ3枚の公電だ。

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