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【勝負師たちの系譜】300を超えた棋士番号 後輩200人超に感じる年月の重み (2/2ページ)

 この3人は、3人とも次点を持っていたから、三段の中でも『サメ』グループだったようだ。

 もう一人、次点を持っている西山朋佳三段は、前半は昇段候補だったが、途中から何かが切れたか連敗を重ね、リーグを負け越しで終えた。

 フリークラスの棋士は、既定の成績を取れないとC級2組に編入されないが、正規の棋士である。

 このフリークラスの立場を拒否してリーグに戻ったのは、過去ただ一人、佐藤天彦九段だけ。どうしてもC2の棋士として四段になりたいという意思堅固なところが、名人まで駆け上がったのかもしれない。

 今回最後の昇段者、古賀の棋士番号は326。私が114だから、200人以上の後輩がいて、すでに引退した棋士も多いかと思うと、年月の重みを感じざるを得ない。

 ■青野照市(あおの・てるいち) 1953年1月31日、静岡県焼津市生まれ。68年に4級で故廣津久雄九段門下に入る。74年に四段に昇段し、プロ棋士となる。94年に九段。A級通算11期。これまでに勝率第一位賞や連勝賞、升田幸三賞を獲得。将棋の国際普及にも努め、2011年に外務大臣表彰を受けた。13年から17年2月まで、日本将棋連盟専務理事を務めた。

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