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【解剖 政界キーマン】二階俊博・自民党幹事長 総裁選「菅首相支持」発言も対応に不確実性…総選挙勝利で狙う幹事長留任 (1/2ページ)

 総選挙に向けて、自民党の二階俊博幹事長周辺が6月ごろからひそかに動いていた。それは東京の2つの選挙区だった。

 「東京9区は菅原一秀元経産相、東京15区は秋元司参議院議員。いずれも東京地検特捜部の摘発で、自民党の公認候補が消えた。その後釜について、早くも幹事長主導で動いていたのです」(東京選出の自民党衆院議員)

 9区については、二階派幹部も推薦する元衆院議員、15区については二階派お得意の『野党系現職をくら替えさせる』というもの。いずれも幹事長室から自民党東京都連へ相談があったという。

 ただ、都連幹部は「都議選で総選挙どころではなかった。くら替えなど反対も多く課題は多い」と話す。

 安倍晋三前首相と菅義偉首相の2代5年にわたって、二階氏は「政権の後ろ盾」となってきた。在任記録を更新中だが、他派閥からは「長過ぎる」「二階派優遇も度を越している」と批判が聞こえ始めている。特に、次期総選挙では、山口や新潟、静岡などで二階派候補と他の現職などが競合する事態が起き、調整が必要になっている。

 二階氏が党内融和のために、どんな采配をするか注目されているが、一方で、東京のようにしたたかに二階派主導で動いていたのだ。

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