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【長谷川幸洋 ニュースの核心】異端・河野氏の総裁選出馬で自民“分裂”か 岸田氏「霞が関丸呑み」 高市氏「内閣・党の人事が鍵」 3候補の政策と実行力に迫る (2/3ページ)

 その典型が、昨年4月の「所得減収世帯に30万円支給」という新型コロナ対策だった。金額が大きく見えても、実際に支給される世帯は限定され、財政負担が少なくなる。公明党に批判され、結局、撤回せざるを得なくなった。

 岸田氏は一貫して「財政健全化」の旗を振ってきた。いまさら、その路線を変えるわけもない。首相になれば、一番喜ぶのが財務省と霞が関であるのは、間違いない。

 岸田氏は、安倍晋三前首相の支援を期待している。だが、もしも岸田氏が政権を握れば、財務省路線と距離を置いてきた安倍氏と緊張関係が生じるのも、確実だ。

 河野氏は「脱原発」を唱えている。これだけでも自民党議員として異色だが、昨年6月には、突如として新型迎撃ミサイル「イージス・アショア」の配備断念を表明した。北朝鮮と中国の脅威を、どう認識しているのか、心配になる。

 男系男子に限った皇位継承の見直しにつながる「女系天皇」についても、議論を容認する考えを示している。

 そんな「型破り」なところが河野氏の魅力なのだが、本当に実行するとなると、果たして、自民党とその岩盤支持層が耐えられるかどうか。

 かつて、小泉純一郎元首相が「自民党をぶっ壊す」といって人気を博した。だが、河野氏の主張に比べれば、小泉氏の郵政改革など、まだ可愛いものだ。

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