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【長谷川幸洋 ニュースの核心】異端・河野氏の総裁選出馬で自民“分裂”か 岸田氏「霞が関丸呑み」 高市氏「内閣・党の人事が鍵」 3候補の政策と実行力に迫る (3/3ページ)

 私は、自民党が河野氏を選ぶなら「党の分裂も容認するくらいの覚悟がいる」と思う。逆に、河野氏が軌道修正するなら、何をか言わんや「単なるポピュリストだった」という話になりかねない。

 高市氏はどうか。

 何と言っても、彼女の「売り」は、中国に対する断固たる姿勢である。新疆ウイグル自治区での人権弾圧を厳しく批判し、秋の臨時国会で対中非難決議を求めている。

 雑誌「月刊Hanada」のインタビューでは、中国や北朝鮮の脅威を指摘して、「研究開発や装備費を含めて防衛予算は大幅に増額」し「技術革新に後れをとらない法整備と装備と訓練が絶対に必要」と語っている。その通りだ。

 ただ、実際の政権運営となると、河野氏と同じく、調整力を心配する声がある。彼女が勝つなら、内閣と党の人事が鍵になるだろう。

 ■長谷川幸洋(はせがわ・ゆきひろ) ジャーナリスト。1953年、千葉県生まれ。慶大経済卒、ジョンズホプキンス大学大学院(SAIS)修了。政治や経済、外交・安全保障の問題について、独自情報に基づく解説に定評がある。政府の規制改革会議委員などの公職も務めた。著書『日本国の正体 政治家・官僚・メディア-本当の権力者は誰か』(講談社)で山本七平賞受賞。ユーチューブで「長谷川幸洋と高橋洋一のNEWSチャンネル」配信中。

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