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【有本香の以読制毒】岸田新総裁に注文、独裁国家に対峙できる「保守政党」に戻してください 「キングメーカー」なんて的外れ…安倍氏は自民党と日本に危機感 (1/3ページ)

 ご承知のとおり、29日午後、岸田文雄氏が自民党の新しい総裁に選出された。得票結果とその背景については、すでに多くの論評がなされている。本コラムでまずお伝えすべきは、本紙読者の皆さまの間で支持の高かった高市早苗前総務相についてである。

 残念ながら決選投票に進むことなく敗れたが、国会議員票で河野太郎行革担当相を大きく上回り、100票ラインをも大きく超えたことは、「次につながる敗け」だったといえよう。

 開票終了後に筆者がやり取りしたメールの中で、高市さん自身も「議員票2位は励みになりました。又、頑張ります」と心情を明かしてくれた。

 この「又、頑張る」は、次回総裁選に挑戦するという意味だけではなかろう。議員票2位、100票超えという結果は、今回、高市陣営に結集した「保守」勢力が今後、自民党内で一定の力を持ち続けるのに十分な数だともいえる。その「保守」の雄として頑張っていくという意味と受け取れた。

 選挙期間中、「友達がいないことが弱点」といわれた高市さんは、総裁選を通じて、貴重な「同志」を得たはずだ。政治において、数こそ力。その力を、「日本のための政策」実現に生かしていただくことを強く望む。

 総裁選後に出された多くのコメントの中で、筆者の心に最も深く残ったのは次の言葉だ。

 「高市候補を通じて自民党のあるべき姿、目指すべき道、そして国家観を示す事が出来たと思います」

 言葉の主は安倍晋三前首相。ツイッターでのこの発信に加え、決戦後の陣営の集会では次のようにも語っている。

 「高市さんと私たちグループの主張は他の候補にも影響を与えることができたんだろうと思います」

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