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【大前研一 大前研一のニュース時評】茂木幹事長に一大チャンス、将来的に「総裁候補」も 頭がキレると同時に…怒りっぽい性格を抑えられるか (1/3ページ)

 先の総選挙での敗北(比例復活)を受けて辞任した自民党の甘利明前幹事長の後任に茂木敏充前外相が就き、外相には林芳正元文部科学相が起用された。

 この人事について、私が学長を務めるBBT(ビジネス・ブレークスルー)大学の大学院生から「茂木新幹事長は頭が切れると言われる一方で、怒りっぽくて人望が薄いという声も聞こえてくる。それでも、茂木氏が掲げる重点施策の1つにリカレント教育があって、これは学長と近い考え方ではないか」という指摘があった。

 1992年に私が「平成維新の会」をたち上げたときの最初の事務局長が、当時、マッキンゼー・アンド・カンパニーにいた茂木さんだった。著書では「都会の不満 地方の不安」という鋭い指摘と彼の政治家としての初心が綴られていた。

 細川護煕さんが日本新党を立ち上げた際、「どうしても人が足りないので貸してくれ」ということで出ていった。その後、自民党に行きたいというので懇意にしていた小渕恵三さんに頼んだこともあるが、彼が希望していた選挙区には大臣を務めた議員がいて簡単にはいかなかった。

 社会に出た後も再び学び直すリカレント教育など、考え方が近いのは同じ釜のメシを食った人間として当然かもしれない。BBTも創業以来、第一線で活躍する経営者・ビジネスパーソンの講義を中心にリカレント教育を提供している。

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