池田大作氏が創価学会婦人部から絶大な人気を得た殺し文句 (1/2ページ)

2017.02.17

 今年始めに89歳になった池田大作氏が創価学会第三代会長に就任したのは、32歳の時。高度成長まっただ中の1960年だった。以来、“カリスマ”として50年以上にわたり学会を牽引した池田氏は、学会と日本社会にどんな役割を果たしたのか。社会学者の玉野和志氏(首都大学東京・教授)が考察する。

 * * *

 私は池田大作氏とは直接会ったことはありませんが、宗教家というより“模範的な信徒”であることが、会員の話や文献からわかります。

 池田氏が婦人部から絶大な人気があるのは、活動を視察する際によく「絶対幸せになろうね」などと声をかけるから。その姿は、他の会員からすると“諦めないで頑張る人は見放さない”という学会の考え方を一番理解し、目標となる存在として認識されるのです。

 まだ池田氏が公の場に姿を現していた頃は、創価大学出身のエリート幹部たちを、会員たちが見ている場で「お前が偉いんじゃなくて、会員が偉いんだよ」と批判していました。

 これは、ある程度社会的に上昇した会員を中心とした組織となった学会が、まだ上昇しきれていない会員に向けて「見捨てることはしない」と示すためのものでした。

 また池田氏は「声が大きい」「体が大きい」という理由で会員を抜擢することも多かったと聞きます。これも、「頭の良さ」や「学歴」と「声の大きさ」や「体の大きさ」を同様に評価することで、指導者として、組織の基盤はあくまでも庶民であり、「人間主義」という理念が失われていないことを証明していたのでしょう。

 振り返れば、池田氏が会長に就任した当時は、創価学会は世間的にはカルト的な宗教と見られ、その象徴が池田氏であるとのイメージが濃厚でした。しかし、文献などから分析すると、池田氏は学会を社会的に確立した組織にするため、内部を改革した人物だと考えられます。

NEWSポストセブン

 
今、あなたにオススメ
Recommended by

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。