蓮舫氏「国民が知りたい課題がいくつも」 支持率低迷の民進党、国会戦術は“3点セット”頼み

2017.02.17

 民進党が、他の3野党とともに辞任要求している金田勝年法相と稲田朋美防衛相、文部科学省の組織的天下り問題の「3点セット」を政権追及の軸に据えている。ただ「敵失」に活路を見いだす国会戦術が、低迷する党勢挽回の転機になるかは見通せない。

 衆院は16日の本会議で、安倍晋三首相と関係閣僚が出席し、地方税法改正案などに関する質疑を行った。ところが、民進党の高井崇志氏の質問は、税制とは無関係な「3点セット」の列挙から始まった。

 「立法府の質問を制限する前代未聞の文書を配布した法相。日報を隠蔽(いんぺい)した防衛相。天下り斡旋(あっせん)を隠してきた文部科学省…。隠蔽政権と断ぜざるをえない!」

 同党の蓮舫代表も16日の記者会見で「3点セット」を挙げ、「まだまだ国民が知りたい課題がいくつもある」と強調した。山井和則国対委員長は、17日の衆院予算委員会での論戦を見据え「首相は正々堂々、稲田氏と金田氏に答弁させてもらいたい」と訴えた。

 次期衆院選で共闘する民進、共産、自由、社民の4野党にとって、「3点セット」追及は連携を深化させる材料でもある。共産党の穀田恵二国対委員長は15日の会見で「(民進党と)連携して追及できている」と満足げに語った。

 とはいえ、報道各社の世論調査で、民進党の支持率は2月中旬になっても6%前後と低空飛行を続けており、追及が党勢浮揚を後押しするかは不透明だ。4野党と距離を置く日本維新の会幹部はこう突き放した。

 「閣僚の辞任要求をしても、内閣不信任決議案を出しても、有権者は振り向いたりせえへんで」

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