佐賀県北部を旅する 「大陸へ」秀吉夢の跡

2017.04.21

虹の松原
虹の松原【拡大】

  • <p>唐津城</p>
  • <p>伊万里市大川内山</p>
  • <p>漁港呼子の朝市</p>
  • <p>イカの活き造り</p>
  • <p>名護屋城</p>
  • <p>旅日程</p>

 緑の芽吹き始めた佐賀県北部を旅することにしよう。玄界灘を隔てて朝鮮半島と近く、古くから大陸文化の入り口となる一方、豊臣秀吉の朝鮮出兵の基地ともなった所だ。伊万里焼、唐津焼で知られ、壱岐水道の港に上がる魚もおいしい。最近、伊万里牛の評判も高い。 (清丸恵三郎)

 中心都市唐津市までは、福岡空港から市営地下鉄・JRが直通運転しており、1時間半弱。交通至便にして案外近いので驚くはずだ。レンタカーでまず向かいたいのは、虹の松原。日本三大松原のひとつに数えられる景勝地だ。松林のなかを走ると、オゾンが胸いっぱいに広がる。松浦川にかかる舞鶴橋周辺からは、唐津城が対岸山上に見え、佳景である。ただし現在は天守閣改修工事のため、中には入れない。代わりに「唐津おくんち」に使われる曳山の展示場をのぞいてみるといい。迫力十分だ。

 次に佐賀藩の御用窯が置かれていたことで知られる伊万里市大川内山へ。谷あいに細長く伸びた風情ある町並に、窯元が軒を連ねる。高級磁器の製造技法が他に漏れないよう、山奥に窯が開かれたのだとか。白地に鮮やかな彩色の伊万里焼が目を引くに違いない。夕食は、伊万里牛のステーキといこう。

 2日目は漁港呼子の朝市へ。元日以外、毎日朝7時半からお昼まで開かれ、福岡方面からの観光、買い物客で通りは大変な人。名物は玄界灘で獲れるイカの活き造り。身が透き通り、甘くて絶品だ。前もって予約しておかないと、食べられない恐れもあるので要注意。

 文永・慶長と2度にわたる秀吉の朝鮮出兵の根拠地となった名護屋城へ。途中、伊達政宗陣屋跡などあって、全大名動員の往時をうかがわせる。名護屋城は建物こそ何も残っていないが、佐賀県が積みなおした石垣を見るだけで、大阪城と同規模だったという壮大さが想像できる。天守跡から眺める玄界灘は絶景だ。隣接する県立名護屋城博物館にも、ぜひ立寄りたい。大陸とこの地域との関わりがよく理解できる。

 
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