史上初、日仏英米共同訓練 陸自版海兵隊「水陸機動団」へ生かされる礎 (1/2ページ)

2017.05.19

 5月11日から22日にかけて、米領グアム島およびテニアン島において、日仏英米共同訓練が行われた。1月に日仏外務・防衛閣僚会合2+2、続いて3月に日仏首脳会談が行われ、この史上初となる訓練が実施されることになった。

 フランス海軍は、強襲揚陸艦「ミストラル」と、ステルスフリゲイト「クールベ」の2隻で、練習航海「ジャンヌダルク2017」を行っている。もともと、マレーシアやベトナムなど南シナ海の国々や、日本、グアムにも寄港する予定があった。早い段階から、この訓練は水面下で計画されていたのだろう。

 「ミストラル」は4月29日、佐世保基地(長崎県)に入港した。同艦には、フランス海軍の士官候補生のほか、海軍の陸戦コマンド部隊、英海兵隊も乗り込み、英海軍の輸送ヘリ「マーリン」も搭載されていた。これに加え、5月5日の出港時には、陸上自衛隊の西部方面普通科連隊も乗艦。日米英の3カ国が同じ艦に乗り、一緒に行動するのは今回が初となる。

 6〜10日まで、輸送艦「くにさき」と洋上訓練を実施するなどし、11日にグアム島に入港した。12日にアプラ米海軍基地近くの砂浜で上陸訓練を行う予定だった。

 しかし、事前訓練でフランス海軍のボートが座礁し、サンゴ礁を破壊する事故を起こしてしまう。これに激怒したグアム州政府は猛烈に抗議し、グアム島における4カ国共同訓練は中止となった。

 ただ、陸自単独の訓練は13日に行われた。オブザーバーとして米仏海軍兵士の姿はあったが、見学のみにとどまった。

 
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