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【神谷光男 スポーツ随想】師匠の教え守る?休まぬ稀勢“超短命”の危険性 ある親方危惧「また白鵬一人横綱時代に逆戻りも…」 (1/2ページ)

 また同じ轍を踏もうとしているのか、と首をひねるばかりだ。7月の大相撲名古屋場所で2場所連続途中休場した横綱稀勢の里。同30日に岐阜市でスタートした夏巡業は当然参加は見合わせたが、31日から東京の田子ノ浦部屋で稽古を再開したという。

 それも、報道陣をシャットアウトした非公開稽古。名古屋場所は出る、出ないと気をもませ、名古屋入り後の二所ノ関一門の連合稽古では嘉風に惨敗。「こりゃ休場だろう」と思われたが、結局出てきて夏場所の二の舞いになった。そのスタートも、東京での非公開の稽古だった。

 今回も夏巡業には途中から参加する予定で、ある相撲記者は「ムード的には先場所前とそっくり。9月の秋場所も強行出場する腹づもりだろう」とみる。

 名古屋場所後の横綱審議委員会では「しっかり治して万全で出てきてほしい。そうならなければ秋場所は休んでいい」(北村正任委員長)との意見が大半を占めた。

 横審内規には「休場勧告」はないが、そこまで言ってくれたら、普通の横綱なら「ごっちゃんです」とばかり、ゆっくり休んで治療に専念するものだが、稀勢の里は聞く耳を持たない。

 相撲界きっての厳しい指導者だった故鳴戸親方(元横綱隆の里=故人)は現役時代けがも多かったが、「何度も病院から場所に通った。その気になれば相撲は取れる」とうそぶいた。

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