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初出場の下関国際、道のりは野球版“スクール☆ウォーズ” 就任直後の集団万引…対外試合禁止から12年、指揮官が語る (1/2ページ)

 「私が野球部を引き継いだのが12年前。夏の県大会の組み合わせ抽選会直前に、選手たちが集団万引をして3カ月間の対外試合禁止を受けた。そこからのスタートです。いろいろありすぎて、あっという間というのが正直なところです」

 そう話すのは初出場の下関国際(山口)・坂原秀尚監督(40)。大会第6日(13日)の第2試合で三本松(香川)と対戦する。ここまでの道のりは波瀾万丈だった。

 「私が初めて練習を見た日は、ユニホームも着ずに、ピンポン球を打って遊んでいました。野球よりもまず、人としてのあり方から話さなければいけなかった」

 部室の窓は割れたまま放置され、壁は落書きだらけ。「選手は『どうせ何をやってもダメ』と無気力状態でした」

 それでも甲子園出場という目標を掲げて厳しい練習を課す指揮官に選手たちは反発した。1人また1人と辞めていき、2008年夏には一時5人にまで減ったという。

 「広島や北九州などを含め中学を50校くらい回って選手の勧誘を行いましたが、とりつく島もなく親御さんに断られ続けました。09年は前年の夏の大会で挙げた1勝を見てくれて、何とか新入生が14人入り部として続けられました」

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