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大谷が“シナリオ通り”手術決行 チーム完全解体&再建へ日本ハム版『マネーボール』舞台裏 (2/3ページ)

 手術は内視鏡を使用して行われる予定。同医師は「最近では5ミリ程度の切開2カ所で可能。術後1週間で杖歩行、2週間で水泳、バイクなどの運動も。平均50日程度で競技にも復帰可能な場合が多い。シーズン中は対処療法で治療し、シーズン終了に合わせて根本治療を予定していたのかもしれないですね」とみる。

 今オフにメジャーへ移籍が決まった場合も、年明けの自主トレや2月のキャンプには十分間に合う計算だ。

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)欠場を決めた2月や、チームのBクラスが決まったシーズン中に手術することもできたはずだが、大谷本人と球団側はあえてその選択肢を採らなかった。

 理由は渡米直前のシーズンに、万全ではないながらも能力の高さをメジャーのスカウトにアピールし、確実にポスティングに入札させることに他ならなかった。

 ある大リーグ関係者は「日本ハム球団は、大谷の登板に関してこちらから問い合わせれば、正確にスケジュールや予定イニング数を教えてくれた。少しでも多くのスカウトに見せたかったのだろう」と明かす。

 今月末に期限の切れる現行のポスティングシステムは、大リーグ機構と日本野球機構の間で改定交渉中だが、大谷に関しては現行制度通り2000万ドル(約22億円)を上限とした譲渡金が支払われる見込みだ。

 2012年のドラフトから5年。日本ハムは当初高校卒業即メジャー挑戦を表明していた大谷を斬新な“二刀流”育成プランで口説き落とし、大きく育ててメジャーへ送り出す見返りに、譲渡金を得ることになる。

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