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【西本忠成 トラとら虎】7度目のCS、金本監督が挑む不吉なジンクス 阪神が「短期決戦に弱い」といわれる理由

 阪神のクライマックスシリーズ(CS)出場は今季で7回目。14日に甲子園で行われた第1戦は福留孝介外野手(40)の先制2ランで逃げ切ったが、15日の第2戦では6-13とDeNAに大敗。対戦成績を1勝1敗とした。過去の戦績は、1度だけ日本シリーズに進出したが、あとはすべてファーストステージで敗れている。短期決戦に弱いといわれるゆえんはここにある。

 監督別に見ると、岡田監督は2007、08年にいずれもファーストステージで敗退。10年の真弓監督も同じ。3度出場した和田監督は13、15年はファーストステージで敗れたが、14年はファーストステージで広島、ファイナルステージで巨人を倒し日本シリーズに進出した。

 つまり、過去の3監督はいずれもCSの初陣には敗れており、金本監督がこのジンクスを打破できるかどうかが一つの見どころだ。

 金本監督は決戦を前に「先発投手は5、6回をきっちり投げてリリーフ陣につなぐ。打線は福留、糸井、鳥谷が結果を出して引っ張ってくれること」とナインの奮起を促すが、先行逃げ切りが戦略の基本線になるのは間違いない。

 「強力リリーフ陣が控えているから、5回までにいかにしてリードを奪うかが大きなカギ。得点圏に走者を送るため、バント多用が考えられる。レギュラーシーズンの後半には初回無死一塁で送りバントが目立ったが、これもCSを意識していたせいかもしれない」と球団OBは見る。

 継投策も「レギュラーシーズンより早めになるのは必至」と関係者は声をそろえる。質量とも豊富なリリーフ陣なら、ピンチでの1人必殺など、細切れ継投も可能というわけだ。

 すべては指揮官の采配にかかっている。(スポーツライター・西本忠成)

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