記事詳細

【西本忠成 トラとら虎】化けるか?赤ヘルキラー任命の秋山 課題はボールの出し入れとカーブのマスター

 阪神の秋山拓巳投手(26)が赤ヘル封じを念頭に、新年早々から自主トレを続けている。13年ぶりの優勝を狙う金本監督は「投の両輪はメッセンジャーと秋山」と明言し両者を打倒広島の急先鋒と位置づけている。

 秋山も難敵は覚悟のうえで、「スイングの速さやボールの見極めのよさに対処するため、投球術に磨きをかけたい」と一層の進化を約束する。

 昨年は25試合に登板しチーム最多の12勝をマークしたが、広島戦には1試合しか先発機会がなかった。過去7年でわずか6勝の実績などから先発5、6番手の立場のためだった。「今年はそんなわけにいかないのは分かっている。広島戦に重点的に起用されるだろうし、勝てば優勝にも近づける」と自覚している。

 開幕までの課題は明確だ。ボールの出し入れとカーブのマスター。いずれも巧者ぞろいの赤ヘル打線を幻惑するのが狙い。昨年は投球回数159回1/3で四球はたった16。与四球率0・90で、0点台は史上18人目の快挙だった。半面、被安打は158。被打率は・262にのぼり、規定投球回数到達者12人中の11位。「これは何を意味するか。ストライクばかりで勝負した結果。もっとボール球を有効に使えば楽に打ち取れる。投球数を減らせる」と首脳陣は指摘する。

 この延長線上にカーブの会得がある。昨年は実戦で試したものの思うところに投げられず、使いものにならなかった。

 遅咲きで迎えるプロ生活9年目。満開の成否は実質2年目の今季に全てがかかる。(スポーツライター・西本忠成)

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース