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【福島良一 メジャーの旅】牧田、パドレス入り ホームラン時代到来でサブマリン投法の需要増大 (1/2ページ)

 西武からパドレスに移籍した牧田和久投手(33)。早速、現地ではサブマリン投法で地面すれすれから繰り出されるボールが話題になっている。しかし野球の歴史をたどると、もともとピッチャーは下手投げが主流だった。

 1845年に米国で野球規則が作られた当初、投手は下手からバッターが打ちやすい球を投げていた。その後、1893年にバッテリー間の距離が従来の13・7メートルから18・44メートルへと変更。上手投げが解禁となり、速球が流行し始めた。

 それによって、20世紀初頭は偉大な投手たちがゲームを支配した。ただし、歴代1位の通算511勝を挙げたサイ・ヤングらはときおり下手からもボールを投げ、変化しやすいように土で汚したりもした。しかし、ある試合で事故が起こった。

 1920年、ヤンキースのカール・メイズの投球が打者の頭部を直撃して死亡。本塁に覆いかぶさっていたバッターにも原因はあったが、大衆は嫌われ者のメイズを責め立て、アンダースローは打者にとって球が見づらく危険ともいわれた。

 以後、下手投げは絶滅したかに思えたが、決してそうでもなかった。特に、69年以降マウンドの高さが15インチから10インチと低くなると、その特性を生かそうとアンダースローが増加。79年パイレーツ世界一のケント・テカルビー、85年ロイヤルズ世界一のダン・クイゼンベリーらが抑え役として脚光を浴びた。

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