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相撲協会理事選が近づくとベテラン力士引退が相次ぐ事情 (1/2ページ)

 初場所が開かれる両国国技館では、力士たちの土俵上の取組よりも、親方衆による「暗闘」が激しさを増している。場所後にはついに、貴乃花親方と八角理事長(元横綱・北勝海)の全面衝突に決着をつける「理事選」が控えているからだ。カチ上げあり、張り手あり、猫だましあり、そして反則技もあり。謀略にまみれた「1票」の奪い合いがヤマ場を迎えた。10の日本相撲協会の理事枠を巡る両陣営の票の奪い合いは、“禁じ手”まがいの策謀が入り乱れる最終局面に入っている--。

 理事選は年寄株を持つ親方衆の投票によるものだが、貴乃花親方の理事解任が決議された12月28日の臨時理事会で、投票権を持つ親方が「100人」から「101人」へと増やされていた。

 「藤島部屋(出羽海一門)の元前頭・翔天狼が、引退して『春日山』を襲名することが発表されたのです。相撲協会の年寄株の数は『105』あり、一代年寄(※現役時代の功績が著しいと理事会で認められた横綱が引退した際、その横綱一代に限って認める年寄名跡)の貴乃花親方を含めて親方衆は最大で106人になるのですが、なかには誰も襲名していない“空き株”がある。『春日山』はその一つだったわけですが、それを元翔天狼が襲名。こうやって理事選の『1票』を作り出すことができるのです」(協会関係者)

 2年に一度の理事選が近づくと、空き株を襲名するためにベテラン力士の引退が相次ぐのが、角界の“慣習”なのだ。

NEWSポストセブン
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