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【西本忠成 トラとら虎】ドラ4ルーキーの島田が高評価で外野戦争激化 1軍枠は5人

 阪神の売り出し中のルーキー、島田海吏(かいり)外野手(22)=ドラフト4位、上武大=がキャンプで72キロあった体重を3キロ減らし首脳陣を心配させている。原因は1カ月間のキャンプ疲れと緊張による食欲減退とみられている。

 「ルーキーにありがちなこと。息の抜き方を知らないから余計疲れる。これも乗り切らなければならないプロの壁だが、体重は落ちても彼の評価は落ちていない」と球団幹部は強調する。

 同じルーキーの熊谷敬宥内野手(22)=同3位、立大=が力不足でキャンプ途中に2軍に降格されたことを見ても、島田の能力の高さが分かる。キャンプ前半は50メートル走5秒7の俊足が脚光を浴び、やがて打力の非凡さにも首脳陣は目を見張った。「打者として不思議な魅力のあるタイプ。一見タイミングが遅れそうで、内角球にサッとバットが出る。実にいい打球の角度を持っている」と金本監督は評する。

 実証したのは2月21日、宜野座キャンプでの練習試合(対韓国KIA)。1番・中堅で起用され4打数2安打2打点。1本は左腕投手の内角球を完璧にとらえた右翼席への2ランだった。身長175センチと大柄ではないが、秘めたパンチ力も高評価につながる。

 予想外のルーキーの台頭に同じ外野手の中谷、高山、俊介、江越は戦々恐々。既に左翼・福留、右翼・糸井は当確だから、残る中堅を島田ら5人で競うことになる。

 首脳陣の1人は「外野の1軍枠は5人。今の段階では誰を落とすか決められない。島田という掘り出し物の出現で選択がさらに難しくなった」とうれしい悲鳴をあげている。 (スポーツライター・西本忠成)

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