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【西本忠成 トラとら虎】“第3の外国人リリーバー”モレノの評価が上昇

 金本阪神の勝負手は、今年も強力リリーフ陣をつぎ込む「先行逃げ切り」になる。球団OBは「先発陣の強化が進んでいない。秋山が飛躍した半面、藤浪、岩貞らは依然として不安を抱える。継投に頼らざるを得ない」と認める。

 昨年チームを2位に押し上げた主因は、豊富なリリーフ陣だった。中継ぎに桑原、マテオ、高橋聡、岩崎、藤川、抑えにドリスを擁し、藤川を除く5人が60試合以上に登板する奮投。現に6回終了時点でリードした試合の成績は、56勝4敗3引き分け、勝率・933と驚異的。まさに鉄壁の勝ちパターンだった。

 今季もメンバーに大きな変化はないが、首脳陣は昨年の登板過多の反動を警戒する。疲労が蓄積して後半戦に影響するのが一番怖い。

 仮にマテオ、ドリスに異変が生じた場合は、今季入団した右腕ディエゴ・モレノ(30)=前インディアンス=がフォローに回る。出身はベネズエラ。メジャーでの通算実績は9試合登板、1勝1敗0セーブ、防御率5・09だが、今年のオープン戦では15日現在、救援で3試合に登板し自責点0と好投している。

 持ち球は150キロの速球とカットボール、チェンジアップ。金本監督は「特にチェンジアップは打者にすればタイミングが合わせにくい」と評価し、マテオとドリスの競争心をあおる存在になってきた。(スポーツライター・西本忠成)

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