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【福島良一 メジャーの旅】エンゼルスの永久欠番「30」 レジェンドをほうふつさせる大谷の剛速球 (1/2ページ)

 エンゼルスの大谷翔平投手が、打撃で3試合連続本塁打に続き、12日(日本時間13日)のロイヤルズ戦で満塁走者一掃の三塁打。1カ月間に2勝、3本塁打、1三塁打以上という過去100年間で5人目の記録を作ってしまった。

 その中で最も印象的だったのは、本拠地で初登板初勝利を挙げたときの試合。地元のテレビ局はマウンド上の大谷とチームの永久欠番「30」をオーバーラップさせながら映した。あの史上最高の速球投手、ノーラン・ライアンの背番号だ。

 1966年にニューヨーク・メッツでデビュー。当時はボールはめっぽう速いがノーコンで、69年にかの有名な“ミラクルメッツ”で世界一に輝いたときも、ワールドシリーズは救援で1試合に投げただけ。メジャー5年間で通算29勝38敗だった。

 しかし、72年にエンゼルスに移籍すると運命が開け、いきなり19勝。73年は2度のノーヒットノーランを演じ、大リーグ記録の383奪三振をマーク。自慢の剛速球から「エクスプレス」、日本では「カリフォルニア超特急」の愛称で親しまれた。

 まだスピードガンがない時代の74年、ある試合で科学者4人が立ち会いのもと赤外線レーダーを設置。レーザー光線で球速を測定したところ、何と100・9マイル(約163キロ)を記録。史上初めて大台を突破し、ギネスブックにも載った。

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