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ハリル氏解任で動揺か…長谷部に異変「一発レッド」で4試合出場停止 主将の負担軽減するベテランの招集を

 サッカー日本代表主将、長谷部誠(34)=フランクフルト=が、所属のブンデスリーガから4試合の出場停止処分を科された。21日のヘルタ戦で相手FWにひじ打ちを見舞い一発退場。リーグ戦は残り3試合で、長谷部の今シーズンは終わりを告げた。

 紳士的な長谷部の一発レッドカードは極めて珍しい。日本代表・ハリルホジッチ前監督の電撃解任で動揺しているとの見方もある。

 というのは、日本サッカー協会の田嶋幸三会長(60)は昨年末、クリスマス休暇で帰国していた長谷部から代表内の状況を極秘に聴取。これをきっかけに、ハリル解任の引き金が引かれたともいわれている。

 長谷部は「選手として責任を感じる。その中でも、ハリルさんに主将を任されていた自分の責任は重い」とコメント。責任を痛感し青ざめていたという。

 2010年W杯南アフリカ大会で日本代表を率いた岡田武史監督(当時)は、本大会直前の国際親善試合で4連敗すると、主将をDF中沢(横浜M)から26歳だった長谷部に替えた。その後、ザッケローニ、アギーレ、ハリルホジッチと代表監督3代から「彼の代わりはいない」と絶大な信頼を寄せられてきた。

 とはいえ、唯々諾々とハリル氏のいう通りにしていたわけではない。長谷部は「選手のフリーの時間を増やしてほしい」と直訴したが、ハリル氏にあっさり却下され、3月のベルギー遠征では、「チームの問題を外部に言うな」と報道陣に愚痴をこぼす選手たちを痛烈に批判したハリル氏に対し、「選手のコメントは個人の裁量でやっていい」と反論した。

 いずれにせよ、主将の異変は新生西野ジャパンにとって大きな不安材料。日本協会内には「経験豊かなベテランをもう1人招集して、長谷部の負担を軽減すべき」との声があり、候補として遠藤保(G大阪)、中村憲(川崎)、内田(鹿島)の3人の名前が挙がっている。(夕刊フジ編集委員・久保武司)

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