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大相撲暴力問題、聞き取り調査 “被害者”ゴロゴロか? 元力士にもアンケート

 やはり暴力はあったということか。日本相撲協会の第三者機関、暴力問題再発防止検討委員会の但木敬一委員長(元検事総長)が8日、両国国技館で第1回中間報告を行った。

 現役力士ら約1000人の協会員から、暴力があったどうかの聞き取り調査を実施。「集約、統計分析はできていない。正確なことは言えない」とした上で、「全然ありませんでしたということではない。誰もが口を閉ざして、何もなかったということではない」と暴力があったことを認める回答の存在を示唆した。

 調査はこれからが本番。今後、過去10年間に力士だった元協会員から7月末までにアンケートを取り、「直接言いたいという方々には、考えている」とも。

 現役の力士はしがらみがあり、なかなか本当のことを明かせない事情もあるだろうが、元力士なら、より真実を話す可能性が高い。

 春場所中に、峰崎部屋の力士が兄弟子からの暴力が原因で引退していたことが明らかになるなど、辞めざるを得なかった力士がゴロゴロ出てきても不思議ではない。

 柔道やソフトボールなど他競技の暴力防止策も参考にしたそうだが、但木委員長は「どこのスポーツ界も(暴力が)残っているところをみると、なかなか根絶は難しい。どうなったら最大限防止できるか。起きたときにどうしたらいいのか。両面を考えていく必要がある」と前途多難。9月の秋場所前に第2回中間報告で行うが、どこまで実態を白日の下にさらせるのか。10月までにまとめる見通しという最終報告がみものだ。

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