記事詳細

【編集局から】反則タックル問題、最大の二次被害を受けたのは日大・危機管理学部

 日本大学アメリカンフットボール部の反則タックル問題によって、ある意味で最大の二次被害を受けたといえるのが、同大で2016年に開設されたばかりの危機管理学部(東京都世田谷区)ではないでしょうか。

 問題発覚以来、火に油を注いでばかりのお粗末な対応を見るに、危機管理学部の英知が生かされている気配はうかがえません。同学部の1期生は来年3月から就職活動に入ります。履歴書を見る企業側の反応を考えれば、大学側が一刻も早く事態を沈静化させてあげないとかわいそうです。

 ざっと調べたところ、全国で他に危機管理学部を置いているのは千葉科学大学(千葉県銚子市=04年開設)、倉敷芸術科学大学(岡山県倉敷市=17年開設)。両校は姉妹校で、こちらも紙面をにぎわせている加計学園グループに属しています。

 同じく加計学園系列の岡山理科大学は、国内では52年ぶりとなる獣医学部(愛媛県今治市)を4月に開学しましたが、落ち着かない幕開け。許認可をめぐって、学園理事長と親しい安倍首相への“忖度”が働いたとの疑惑が、いまだにくすぶり続けています。こちらも新入生たちが不憫ですが、姉妹校の危機管理学部が力になってあげたりしているのでしょうか。(運動部・笹森倫)

zakzakの最新情報を受け取ろう