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栃ノ心、13勝で準優勝 春日野部屋から56年ぶりの大関 

■大相撲夏場所千秋楽(27日、東京・両国国技館)

 「3連敗で終わるわけにはいかんぞ」。師匠の春日野親方(元関脇栃乃和歌)からハッパをかけられて臨んだ千秋楽。栃ノ心(30)は右の相四つの勢を危なげなく寄り切り、13勝2敗の準優勝で締めくくった。

 「勝って締めることができてよかった。優勝したかった。それが残念だけどね」と振り返った。

 この日、審判部は栃ノ心の大関昇進について満場一致で推薦を決め、八角理事長(元横綱北勝海)に30日に臨時理事会を招集することを要請。事実上の昇進が決まった。

 13日目に正代に引き落とされ、右手首まで痛めたのは想定外。深夜に痛みを覚え、14日目に朝一番で病院に行きレントゲンを撮った。骨折などはなかったが、鶴竜に敗れ2度目の優勝から遠のいた。しかし、大関昇進に影響はなかった。

 相撲界をリードしてきた出羽海一門の中でも、本家出羽海部屋と並ぶ格式の高さを誇る春日野部屋。大関誕生は1962年夏場所、14勝1敗で優勝した栃ノ海と、13勝2敗で準優勝した栃光がダブル昇進を果たして以来56年ぶりとなる。

 部屋の久々の大関誕生に敢闘賞と技能賞が花を添えた。「三賞は(初場所に続き)また2個。これで11個目だよ」と記憶力もいい。三賞は大関になったらもらえないが、「11個。もう十分じゃない」と笑顔で記念撮影に収まっていた。

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