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日大“独裁終焉” 権力構造のひずみ露呈、巨大組織は内部崩壊の危機に (1/3ページ)

 アメリカンフットボール部の「悪質タックル」の問題は、いまや日本大学全体の問題に拡大している。学校法人は総資産5700億円を超えるが、元学生横綱の田中英寿理事長(71)と実質的ナンバー2でアメフト出身の内田正人前監督(62)ら運動部出身者が人事や予算で強い影響力を持ち、大学関係者は「独裁体制」と指摘する。一連の拙劣な対応をきっかけに権力構造のひずみが露呈、巨大組織は内部崩壊の危機に直面している。

 関東学生アメリカンフットボール連盟は近く臨時理事会を開いて関係者の処分を決めるが、内田前監督は最も重い「除名」、井上奨(つとむ)前コーチについては2番目に重い「資格剥奪」の処分が検討されているもようだ。

 学生アメフト界からは事実上の永久追放される可能性が出てきた内田氏だが、大学内ではアメフト部監督は辞任したものの、常務理事の職については「(学内の)第三者委員会の結論が出るまでは謹慎」するにとどめている。アメフト部のあるOBは「(内田氏に)大学の役職があったら影響力が残ってしまう」と指摘する。

 日大には運動部を束ねる「保健体育審議会」という組織があり、体育会の予算を握るほか、スポーツ推薦に関する事項なども決める。同審議会の局長を務めるのが内田氏だ。日大運動部OBは「内田さんは、他の運動部にまで幅を効かせていて、成績が悪いと指導者に文句を言ってきた。以前からいろいろな噂を耳にすることもあって、運動部の中でも有名人だった」と話す。

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