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【神谷光男 スポーツ随想】日大アメフト部の存続には…“ドン”田中理事長の全面降伏しかない (1/2ページ)

 他に話題はないのか、と思うほどテレビをつければ、日大アメリカンフットボール部の危険タックル問題ばかりだ。

 タックルした張本人の日大・宮川選手の潔い会見の翌日、内田前監督、井上前コーチが開いた釈明会見は、選手に責任を押しつけるような内容に終始し火に油を注いだ。

 さらに、何とか火消ししようとした大塚学長の会見も“ピンぼけ”だった。一般学生が就職活動の面接でこの件を企業に問われ困惑していることから、「学生が負担にならないよう、企業さまにお願いしたい」と訴え、ますます火は燃え広がるばかりだ。

 日大が何をどうしたらいいかわからず迷走している間、関東学生連盟の規律委員会が開かれ、近日中に理事会で日大の処分を決めるという。

 24日に開かれた日大を除く1部15校の監督会議でも「指導体制などに改善がなければ、今秋の対戦を拒否する」ことで一致。最低でも秋のリーグ戦出場停止は免れない。

 大学の3大スポーツといえば駅伝、ラグビー、野球だが、日大は3つともパッとしない。昨年の甲子園ボウルで関学大を破り27年ぶりに優勝したアメフトが日大の顔として復活したばかりなのに、出場停止の痛手は計り知れない。

 部を何とか存続させたいのなら道はただ一つ、日大の実質的なトップで権限を一手に握る“ドン”田中英寿理事長が会見を開き“全面降伏”するしかない。

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