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【清水秀彦 そういうことだろ~】西野J、コロンビア戦は本田ボランチで引き分け狙え 「日本は弱くなった」自覚せよ、“ビッグ3”なんて呼ぶのは金輪際やめよう (1/3ページ)

 サッカー日本代表(FIFAランキング60位)は5月30日、日産スタジアムで行われたキリンチャレンジ杯で、W杯ロシア大会に出場できないガーナ代表(同50位)を相手に0-2と完敗。6万4520人の大観衆から大ブーイングを浴びた。これが就任後初采配の西野朗監督(63)率いる“急造ジャパン”に、何が起こっていたのか。そして、W杯で命運のすべてを握るとみられる初戦(1次リーグ・コロンビア戦=日本時間6月19日午後9時開始)をどう戦うべきか。夕刊フジ評論家の清水秀彦氏(63)と徹底討論した。(夕刊フジ編集委員・久保武司)

 --ガーナ戦はいいところがなかった

 清水「バクチがハマらなかったね」

 --西野監督が導入した「3バック」が機能しなかったということか

 「そういうこと。西野は3バックはハマるとふんでいた。それをいきなりつぶしてしまったのが、DF陣だよ。完全に白旗ということではなかったが、前半7分、ペナルティーエリア手前でDF槙野(浦和)がファウルを犯したのはダメ。アジアでは“やむを得ない”でも、世界レベルでは“ありえない”。あの位置でFKを与えれば、W杯に出てくるチームは間違いなく決めてくると考えた方がいい。“1点どうぞ!”のプレーだ。あのファウルで西野の構想は完全に狂ったね」

 --そのFKで、日本は7枚の壁の隙間を抜かれた

 「ろくに練習してないね、あれは。とにかく3バックとそれに連動した攻撃を練習することに精いっぱいで、壁まで手が回らなかったんじゃないか? 壁をつくる選手全員があたふたしているように見えた」

 --3バックの中心となるのは長谷部(フランクフルト)

 「チーム(フランクフルト)でやっているといっても、代表ではこれが初めてなんだから、これで完璧にできたら彼はウルトラマンだ。そんなに甘くないよ、世界は」

 --先発の右ウイングは“攻撃型”の原口(デュッセルドルフ)だった

 「本来なら、フランスリーグでレギュラーを獲った酒井宏(マルセイユ)じゃないの? 故障明け(4月21日に左膝の靱帯を痛め、5月上旬に復帰)でまだ状態がよくないんじゃないか? 原口が守備が不得手ということは相手に完全にバレていた。試合のスタート時から標的として狙われていた。原口が(いったん攻撃にかかると)守備のゾーンまで戻ってこられないことを、ガーナは知っていたね」