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【小林至教授のスポーツ経営学講義】日大アメフト問題がかくも国民的関心事となったワケ… 他大学にとってもひとごとではない共通の問題点 (1/2ページ)

 日頃、関心を示す方があまり多くない大学アメフトの、それもシーズン前のオープン戦での反則が、ついに日本最大級の学校法人の経営を直撃するという驚きの展開となった日大アメフト悪質タックル問題。

 他の大学にとっても、ひとごとではない、教訓に満ちた一件だった。実際、もしわが大学で同じことが起こったら、とぞっとしながら事の成り行きを見守っていた関係者も多いことと思う。

 まず部活動と大学との関係。日本における大学の部活動は、自主自立の課外活動であり、大学は不干渉というのが慣例だ。多くの大学では、監督は大学の業務としての位置づけはなく、その人事や報酬(といっても交通費プラスα程度の謝礼というのがほとんどだが)をOB会が担っている場合が多い。今回、内田氏は大学の常務理事だったが、アメフト部の監督人事に大学当局が介在していたとは思えない。

 そんな第三者の監視が届きにくい大学運動部の世界では、指導者は生殺与奪の権利を背景に、カルト集団の教祖のような服従の構造をこしらえ、学生を意のままに操ることも不可能ではない。ましてや、内田氏の場合は、大学当局においても常務理事という大幹部だから、学生が問題提起をするには、あの記者会見のような辛い手段を取らざるを得なかったのは、ガバナンスの欠如に他ならない。この類の指導者は昔も今も存在する。

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